ブログ、はじめました

まずは簡単な自己紹介から。

南米ペルーに移り住んで早10年。首都リマで日系企業に勤めていましたが、ペルー北東部アンデス雲霧林で約700年前に栄えたチャチャポヤス文化(チャチャポヤが正しい表記ですがよく混同されるのでチャチャポヤスで統一します)にほれ込み、9年目にして一念発起してアマソナス州チャチャポヤス郡レイメバンバに拠点を移しました。ちなみに州内に日本人は2人しかいません。

現在は、1997年に発見されたLaguna de los Condores(コンドル湖)遺跡の考古学遺物を収蔵するレイメバンバ博物館敷地内に建つ研究者宿泊施設を借りて、ホテルとして経営しています。(上記写真

レイメバンバ博物館は、チャチャポヤス文化、チャチャポヤス・インカ文化の219体のミイラの他、出自が分かっているものとしては世界最大のキープ(インカの記録媒体)のコレクションを有し、世界各国から多くの研究者や観光客が訪れます。日本ではまだあまり知られていませんが、実はこれまでアンデスの考古学や文化を紹介する展覧会で博物館の収蔵品が何度も来日しています。

アマソナス州は、これまであまり観光にも産業開発にも力を入れられておらず、言わば手を付けられていない自然がそのまま残っています。世界第三位の落下高度を誇るゴクタの滝や深度1000メートルの谷間が続くワンカの絶景、さらには珍しい野鳥やハチドリ、多種多様な蘭などの草花等々、魅力的な観光資源が数多くあります。

ペルーは、マチュピチュやナスカの地上絵などの遺跡が有名ですが、ここアマソナス州チャチャポヤスにもあまり知られていない魅力が沢山あります。そこで、是非日本の皆さんに紹介したい、とブログを始めるに至りました。少しでも多くの方にアマソナス州チャチャポヤスに興味を持っていただければ幸いです。

チャチャポヤスに吹く風は

ペルー北東部「霧の中に住む人々」が築いたチャチャポヤス文化やこの地の今を紹介します。

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