ミイラのお宿カサ・マルキ

私が経営するカサ・マルキはケチュア語で「ミイラの家」という意味です。その名の通り、219体のミイラを収蔵するレイメバンバ博物館の敷地内にあって、以前は博物館を訪れる研究者のための宿泊施設でした。

博物館と同じ建築家が設計し、博物館より前に完成したので、一時期は考古学遺物をここに収蔵していました。今でもミイラ内を撮影していたX線室が残っていて、時折訪れる研究者が利用しています。

建物は、チャチャポヤスのコロニアル様式で作られていて、中庭をぐるっと取り囲むバルコニーにはチャチャポヤス文化のアイコンがデザインされています。

お部屋はチャチャポヤス文化の考古学遺物を復元したものやレイメバンバの民芸品でデコレーションしてあります。一部屋一部屋が広く取ってあるのは、軍隊様式で二階建てベッドを詰め込んであった研究者の宿泊施設だった名残ですね。

お部屋は全てガーデンビューで、丹精込めたお庭や家庭菜園が臨めるようになっています。

特にこのオーガニック家庭菜園はホテルの自慢で、常時40種類以上の野菜やハーブを育てています。桃や林檎、ローカルフルーツのサチャ・トマテ(森のトマト)も採れるんですよ。

お客様は自由に菜園に入って頂いて構わないので、自分で収穫したカモミールやミントなどのハーブでオリジナルハーブティーを作って飲んで頂くのも一興ですね。

採れたての野菜やハーブは、朝食や夕食にお出ししています。もちろんご予約頂ければお昼ご飯もお出しできます。博物館にいらっしゃって、宿泊はしないけれど食事だけ、というご利用もありです。

ダイニングルームはこんな感じ。

基本的に大テーブルを他のお客様と囲んで頂く形になりますが、大抵その場で皆さん打ち解けておしゃべりに花が咲いています。

お出しする料理は、こちらの郷土料理もお出しできますが、基本的に家庭菜園の新鮮野菜を使ったサラダやスープなど野菜中心のお料理です。ビーガンの方やグルテンフリーをご希望のお客様にも対応できます。日本からのお客様には、日本食もお出しできますよ。

お食事の後は暖炉を囲んでワインやコーヒーを楽しんではいかが?写真集を中心としたミニ図書館もありますので、考古学やペルーの文化に興味のある方は是非。ゆったりと夜が更けるまでくつろいで頂けます。

ご興味のある方は、こちらまで!

www.casamallqui.com

info@casamallqui.com

お待ちしています~!


チャチャポヤスに吹く風は

ペルー北東部「霧の中に住む人々」が築いたチャチャポヤス文化やこの地の今を紹介します。

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