2020.01.06 20:11レイメバンバ近郊の遺跡(ボベダ、ディアブロ・ワシ、ペタカ遺跡)レイメバンバから1日のツアーで行ける遺跡はたくさんありますが、その中でもあまり観光地化されていないにも関わらずチャチャポヤス文化の埋葬方法の独特さが際立つ遺跡がディアブロ・ワシ遺跡及びペタカ遺跡です。そして、これらは霊廟形態をとっている集合墓地ですが、ここに埋葬されている人々が住んでいたと考えられるのがおよそ170の住居が確認されているボベダ遺跡です。レイメバンバを拠点にしてこれらの遺跡を1日で回...
2019.12.12 19:06特別展ミイラ~「永遠の命」を求めて@科博遅ればせながら。2019年11月2日より東京の国立科学博物館にて特別展ミイラ~「永遠の命」を求めて~が開催されており、ここレイメバンバ博物館からはミイラ6体が参加しています。
2019.03.26 15:51レイメバンバ博物館私が経営するカサ・マルキ・ミュージアムロッジは、レイメバンバ博物館敷地内にあります。元々は、レイメバンバ博物館の収蔵物の研究や保存の活動をしていた研究者のための宿泊施設で、博物館と同じ建築家がチャチャポヤス・コロニアル様式を採用して設計しました。さてこのレイメバンバ博物館ですが、主にコンドル湖遺跡から発掘されたチャチャポヤス文化、チャチャポヤス・インカ文化の遺物を収蔵し、その研究と保存、一般への公...
2018.11.05 15:26チャチャポヤス文化の特徴(埋葬文化2)チャチャポヤス文化は西暦500年くらいから1600年くらいまでの間にペルー北東部、アマゾン川上流のマラニョン川とワヤガ川に挟まれた地域を中心に栄えました。ただ、チャチャポヤス文化の特徴である円形住居はコロンビアからコスタリカにかけても散見され、彼らと同じか関係のある部族がかなり広い地域に渡って活動していたと考えられます。彼らは戦闘民族として知られ、1470年のインカ皇帝トゥパック・ユパンキによる征...
2018.10.20 21:59チャチャポヤス文化の特徴(埋葬文化1)チャチャポヤスとは、Sacha(森)Phuyu(霧)という言葉からきているのではないかと言われています。霧に包まれた森に住む人々、それがチャチャポヤスの人々でした。その名の通り、彼らはアンデス雲霧林と呼ばれる湿度が高い森に居住していました。またその名前の由来には、彼らの文化圏が切り立った断崖絶壁を主とする険しい地形で成り立っており、霧に包まれた頂に住んでいたことも挙げられるでしょう。チャチャポヤ文...