2020.07.15 19:54雑誌「Coyote」に掲載して頂きました私のホテル、カサ・マルキに「コヨーテ」の皆さまが宿泊して下さったのは2月終わり、ちょうどアメリカ大陸でパンデミックの嵐が巻き起こる直前でした。チャチャポヤスを中心にペルー北部を回る特集を組まれるとのことで非常にワクワクしました。この時は1泊だけのご利用でしたが、皆さんから「もっといたい」「また来ます」とお声がけ頂いて非常にありがたく、感動したのを思い出します。その旅行の記録が特集としてまとめられ、...
2020.01.06 20:11レイメバンバ近郊の遺跡(ボベダ、ディアブロ・ワシ、ペタカ遺跡)レイメバンバから1日のツアーで行ける遺跡はたくさんありますが、その中でもあまり観光地化されていないにも関わらずチャチャポヤス文化の埋葬方法の独特さが際立つ遺跡がディアブロ・ワシ遺跡及びペタカ遺跡です。そして、これらは霊廟形態をとっている集合墓地ですが、ここに埋葬されている人々が住んでいたと考えられるのがおよそ170の住居が確認されているボベダ遺跡です。レイメバンバを拠点にしてこれらの遺跡を1日で回...
2019.12.14 16:3612月からは蘭シーズン!アンデス山脈の東斜面、アマゾン熱帯雨林との境では様々な蘭が観察できます。サン・マルティン州のモヨバンバなどが有名ですが、ここレイメバンバでも多くの種類の蘭が見られます。カサ・マルキやレイメバンバ博物館のお庭で見ることができる蘭の一部をご紹介しましょう。
2019.12.12 19:06特別展ミイラ~「永遠の命」を求めて@科博遅ればせながら。2019年11月2日より東京の国立科学博物館にて特別展ミイラ~「永遠の命」を求めて~が開催されており、ここレイメバンバ博物館からはミイラ6体が参加しています。
2019.07.01 19:06ミイラのお宿カサ・マルキ私が経営するカサ・マルキはケチュア語で「ミイラの家」という意味です。その名の通り、219体のミイラを収蔵するレイメバンバ博物館の敷地内にあって、以前は博物館を訪れる研究者のための宿泊施設でした。博物館と同じ建築家が設計し、博物館より前に完成したので、一時期は考古学遺物をここに収蔵していました。今でもミイラ内を撮影していたX線室が残っていて、時折訪れる研究者が利用しています。建物は、チャチャポヤスの...
2019.06.28 21:28レイメバンバ近郊の観光マップ高校時代からのお友達のイラストレーター土田菜摘さんにレイメバンバ近郊の観光マップを作成してもらいました!すごく素敵で雰囲気出ています!つっちゃん、ありがとう!!彼女の描くイラストはとても繊細で色遣いが柔らかで、初めて見る人が、わ、ここ素敵!行ってみたい!!ってなること間違いなしなのであります。
2019.04.08 19:52レイメバンバ近郊の観光地レイメバンバからアクセスのいい主な観光地についてダイジェスト版で紹介します。あくまでレイメバンバ近郊の観光地なので、ちょっと遠いゴクタの滝やカラヒア石棺、ユンビージャの滝などのご紹介はまた後日。1. クエラップ遺跡別記事で紹介しましたが、チャチャポヤス文化の代表的な遺跡で、北のマチュピチュとも呼ばれています。2017年にはペルー初のロープウェイが開通し、ぐっと訪問しやすくなりました。レイメバンバか...
2019.03.26 15:51レイメバンバ博物館私が経営するカサ・マルキ・ミュージアムロッジは、レイメバンバ博物館敷地内にあります。元々は、レイメバンバ博物館の収蔵物の研究や保存の活動をしていた研究者のための宿泊施設で、博物館と同じ建築家がチャチャポヤス・コロニアル様式を採用して設計しました。さてこのレイメバンバ博物館ですが、主にコンドル湖遺跡から発掘されたチャチャポヤス文化、チャチャポヤス・インカ文化の遺物を収蔵し、その研究と保存、一般への公...
2018.11.25 16:46チャチャポヤスへの行き方ペルー北東部のアマソナス州へは次のような行き方があります。チャチャポヤス空港利用の他は、最寄り都市から陸路というルートです。またチャチャポヤスから周辺の観光地及びホテルにも陸路で移動となります。1.チャチャポヤス空港2018年11月現在、リマからチャチャポヤス空港に、Atsa社及びLCペルー社(2019年5月現在営業停止)がダイレクト便を週4便飛ばしています。便数が少ないためまだまだ価格が高く、さ...
2018.11.05 15:26チャチャポヤス文化の特徴(埋葬文化2)チャチャポヤス文化は西暦500年くらいから1600年くらいまでの間にペルー北東部、アマゾン川上流のマラニョン川とワヤガ川に挟まれた地域を中心に栄えました。ただ、チャチャポヤス文化の特徴である円形住居はコロンビアからコスタリカにかけても散見され、彼らと同じか関係のある部族がかなり広い地域に渡って活動していたと考えられます。彼らは戦闘民族として知られ、1470年のインカ皇帝トゥパック・ユパンキによる征...
2018.10.20 21:59チャチャポヤス文化の特徴(埋葬文化1)チャチャポヤスとは、Sacha(森)Phuyu(霧)という言葉からきているのではないかと言われています。霧に包まれた森に住む人々、それがチャチャポヤスの人々でした。その名の通り、彼らはアンデス雲霧林と呼ばれる湿度が高い森に居住していました。またその名前の由来には、彼らの文化圏が切り立った断崖絶壁を主とする険しい地形で成り立っており、霧に包まれた頂に住んでいたことも挙げられるでしょう。チャチャポヤ文...
2018.10.15 17:00ブログ、はじめましたまずは簡単な自己紹介から。南米ペルーに移り住んで早10年。首都リマで日系企業に勤めていましたが、ペルー北東部アンデス雲霧林で約700年前に栄えたチャチャポヤス文化(チャチャポヤが正しい表記ですがよく混同されるのでチャチャポヤスで統一します)にほれ込み、9年目にして一念発起してアマソナス州チャチャポヤス郡レイメバンバに拠点を移しました。ちなみに州内に日本人は2人しかいません。現在は、1997年に発見...